awsの運用に欠かせないキーペアとは

awsを運用する上ではキーペアの概念と使い方を理解しておく必要があります。エンジニアとして理解しておくべき初歩的な内容でもあるものの、実際に使った経験がないとどのようにして作成するのか、作成する意味は何なのかがわからなくなりがちです。

awsの管理をする上でも重要なポイントなので基本から理解しておきましょう。

運用監視の方法を十分に検討してからawsを導入しよう

キーペアは暗号化で用いられている

awsを運用するときには初期からキーペアというキーワードが出てきます。キーペアとは特にawsのみに特化している用語ではないので他の現場で耳にしたことがある人もいるでしょう。キーペアとはデータの暗号化をするときに出てくる用語で、プライベートキーとパブリックキーの組み合わせのことを指します。

この詳細について理解する前に、まず暗号化の概念を確認しておきましょう。データのセキュリティーを確保するために活用されている方法として暗号化があります。安全なデータ通信を行えるようにするためにデータを暗号化するのが一般的です。

この方法は暗号化によって直接内容を確認できないようにしてデータ通信を行い、復号をすることで内容を確認できるようにするという仕組みになっています。この暗号化と復号のときには暗号鍵が使用されていて、暗号化されたデータを復号するには特定の暗号鍵を知っていなければなりません。

このような形で特定の相手しか復号できないようにすると、第三者への情報漏洩を避けることができます。この暗号鍵のパターンの一つとしてよく用いられているのがキーペアです。

キーペアとはどんな方式か

キーペアは暗号化と復号のときにプライベートキーとパブリックキーを用いるのが特徴です。プライベートキーとはある特定の人しか知らない暗号鍵なのに対し、パブリックキーは一般に公開されている暗号鍵となっています。

この組み合わせで次のようなルールで運用されるのがキーペアによる公開鍵暗号方式と呼ばれています。・プライベートキーで暗号化されたデータはパブリックキーでのみ復号できる・パブリックキーで暗号化されたデータはプライベートキーでのみ復号できる

つまり、プライベートキーを知っている人が暗号化したデータはパブリックキーを知っている多くの人が閲覧できますが、パブリックキーを知らない第三者は閲覧できません。

逆にパブリックキーを持っている大勢の人たちが暗号化したデータはプライベートキーを知っている特定の人しか復号できない仕組みになっています。

このような仕組みを作り上げるためにキーペアを作成するということがデータのセキュリティーを確保するためによく行われています。

キーペアはどんなメリットがある仕組みなのか

キーペアを作成するのにはどんなメリットがあるのかと疑問に思う人もいるでしょう。キーペアを作成するときには基本的には作成者がプライベートキーを持ち、暗号化されたデータを復号するのを許可した相手に対してパブリックキーを付与します。

すると、作成者が送るデータについてはパブリックキーを持つ人と作成者自身が復号できるようになり、多くの人に対してセキュリティーで守られたデータを送ることが可能です。一方、パブリックキーを持つ人たちからキーペアの作成者にデータを送るということもあるでしょう。

この際に送信されたデータはキーペアの作成者だけしか復号できず、パブリックキーを持つ他の人は内容を確認することができません。例えば、サーバー上に多くの顧客がアクセスできるシステムを導入するとしましょう。その際にサーバーの運営者がキーペアを作成してプライベートキーを保持し、アクセスした顧客はパブリックキーを持つとします。

すると顧客からの通信はパブリックキーにより暗号化されているので他の顧客に漏洩するリスクがなく、運営者のみが同じプライベートキーで解読することができます。一方、運営者が顧客に対して情報を発信するときには常に同じプライベートキーを使用でき、さらに全ての顧客がその情報を復号して読むことが可能です。

同じサーバー上で運営者と複数の顧客との間で通信のセキュリティーを保ちつつ、使用する暗号鍵が互いに一つで済むのがメリットです。

awsのEC2ではキーペアが必要

awsではEC2を利用するのにキーペアを使用するのが基本です。ログイン情報の管理では暗号化が必要になるため、パブリックキーを活用した暗号化を行う仕組みになっています。そのログイン情報を受け取る側はプライベートキーで復号してログイン情報が確かにユーザーのものかどうかを判断するという形にすることで安全性の高い通信を実現しています。

awsインスタンスを起動するときにキーペアを設定する仕組みになっているため、あらかじめ作成しておくことが必要です。

ナビゲーションペインでキーペアの作成を選び、名前の入力をしてプライベートキーの保存形式を選ぶだけでキーペアを作ることができる簡単なシステムになっています。

管理にも必要な理由

awsの運用をするためにインスタンスを作成するときにはキーペアの利用が必要になりますが、すでにaws上にサーバーやシステムを構築し終えてしまえば特にキーペアの知識がなくても大丈夫ではないかと思うかもしれません。

しかし、awsによって割り当てられた領域の管理をするときにもキーペアを理解していることが必要になります。運用や管理をしているときに例えばキーペアを紛失してしまう場合があるでしょう。その対応をしようとしても、キーペアについて理解していないとリセットする方法もわからずに困ってしまいがちです。

また、不要になってしまったインスタンスを削除するときにはキーペアも削除することでセキュリティーが保たれます。awsではインスタンスとキーペアは独立した形で管理されるため、インスタンスを削除してもキーペア自体は存続するのです。

その対応も適切に行えるようになるためにはキーペアとawsの仕組みについて詳しく理解しておくことが欠かせません。

キーペアを使って安全な通信を実現しよう

暗号化技術の一つとして知られる公開鍵暗号方式では、キーペアと呼ばれる一対のプライベートキーとパブリックキーを使って暗号化と復号をする仕組みになっているのが特徴です。

awsの通信でもキーペアが使われていて、EC2のインスタンスの作成時にはキーペアが必要です。その使い方を知っていることで運用も管理もできるようになります。